インドの園芸店

インドの人は植物が好きみたいで、
招かれたどの家でも、いろんな鉢植えが育てられていました。
苗を売っている店もいくつも目にしたので、
そのうちの一軒に寄ってみたんです。

日本のガーデニングショップと違うのは、
そこで、ゼロから植物を育てていること。
だからだと思いますが、お店の人たちは、
店番をしているというより、つねに植物の手入れをしていて、
まるで植物園にいるようでした。

a0168053_21594240.jpg

店の奥へと歩いていくと、牛の親子が飼われていました。
ひとりのスタッフさんが、何やら植物を細かく切って、牛のエサを準備していました。
インドではそこらじゅうで牛を見かけるのでなんとも思わず通り過ぎたのですが、
しばらくしてはっとし、一緒に行ったインド人の友だちに聞いたのです。
「あの牛のフンは、植物に与えているの?」
「そうだよ。堆肥にしているんだ」
と、鉢植えの根元を指差しました。
やや未熟でしたが、明らかに牛ふん堆肥でした。

a0168053_22091040.jpg

牛のエサになる植物も、敷地内で育てているのでしょう。
売り物の植物のクズのなかにも、牛に食べられるものがあるのかもしれません。

便利なガーデン用品なんて何ひとつ売られていないんですよ。
植え木鉢くらいなんです。
でも、堆肥を手作りし、自分たちで植物の世話をし、
愛情と手間だけはめいっぱいかけ
さらに、植物→ 牛→ 植物と循環しているんです。
なんだかもう感動してしまって、ひと鉢日本に買って帰りたかったくらいです。



[PR]
by iminthegarden | 2018-04-23 22:44 | Comments(0)

家庭菜園の記録と、ちょっとした日常  


by かな